スパンデックスは伸縮性がすごい
スパンデックスってなに?
突然ですが、スパンデックスって聞いたことありますか?知っている!聞いたことがあるという方は、ファッションや縫製、衣類の事にかなり詳しいプロフェッショナルな方だとお見受けします。
スパンデックスとは、ポリウレタンでできた弾性繊維のことです。化学繊維の位置付けとしてはポリウレタン系合成繊維となります。スパンデックスは弾性繊維という位ですから、とにかく伸縮性に優れているのが特徴です。スパンデックスは、混紡率(生地の中に含まれている割合の事)が少なくても伸縮性に優れた自信の特性を失わない繊維でもあります。ですので、いろいろな繊維素材との組み合わせができるため用途がとても広く様々な生地に使用されています。
スパンデックスのここがスゴイ
スパンデックスの凄さは、その用途の広さと伸縮性にあります。もともとスパンデックスを開発したのは「デュポン」という会社なのですが、スポーツウェアなどの衣類に使用されていました。ですが、用途の広さと凡庸性の高さから今では車のシートの素材や医療用としても幅広く使用されています。
つまり、気づかない間にスパンデックスの恩恵に預かっているかもしれない…というほどいろんなところに使用されているのです。
スパンデックスはどんなものに使われている?
スパンデックスは単体で使用されることはほとんどなく、他の繊維素材と混ぜて使用されることが多く、意外なほど私たちにとって身近な繊維素材でもあります。
スパンデックスはとにかく用途が広いと先ほどもご紹介しましたが、衣類としては水着やビキニブリーフ、ボディシェイパー、サイクルウェアなどに使用されています。その他、コーティング素材としても使用されることがあります。そして、美容に敏感な方の間でマストアイテムになりつつある着圧レギンスにもスパンデックスが使用されているものがたくさんあります。
スパンデックスは伸縮性に優れているので下半身に加圧して引き締め効果や浮腫み対策をするための着圧レギンスの素材としてももっても優秀なんです。伸縮性があるからしっかりと引き締められるけど、締め付け感が少なく、他の素材とのバランスなどで着用感の良いレギンスを作ることもできるとあってスパンデックスを使用しているというわけです。
着圧レギンスを買ってみようかな…という時には、素材にどんなものを使っているかをちょっと気にかけてみるといいかもしれません。